母の部屋も実家もいまだ手つかずのまま
群馬から東京に移り住み、都会での生活を楽しんでいた母は、昨年の9月、91歳で亡くなりました。日頃から「90歳を超えないと見えない世界があるのよ」と言い、卒寿の祝いの席で孫から花束を贈られて喜んでいた母でしたが、無事に大台に乗ってホッとしたのでしょうか。1週間後に転倒し、そこから一気に弱っていきました。
リウマチと多発性筋痛症を患っていたとはいえ元気に過ごしていたので、私自身まだ気持ちの切り替えができておらず……。母が住んでいたマンションの部屋も群馬の実家も、手つかずのままになっています。
実家は、父が亡くなった際に母がきちんと片づけてくれていたため、大事なモノは置いていないのですが、それでも母の大島の着物や家具がそのままに。家の売却を含め、できるだけ早く動かなくてはと思うものの、なかなかふんぎりがつきません。