退職金や年金を手にする60、70代のお金の付き合い方には重要なポイントがあるそうで(写真提供◎photo AC)
50万部を突破したベストセラー『お金の超基本』(朝日新聞出版)。そのヒットをきっかけとして、書店ではお金を取り扱う本が多く並ぶようになりました。その著者でファイナンシャル・プランナーの坂本綾子さんは「深い知識がなくても、相場に恵まれなくとも、普通に仕事や家事をしている中でお金は増やせる」と断言します。その意味で、退職金や年金を手にする60、70代のお金の付き合い方には重要なポイントがあるそうで――。

60代はリスク調整と退職金の運用から

会社員は60歳定年が多いため、60歳でいったん退職給付金を受け取って退職した後、継続雇用などで働くケースが一般的です。

『「投資をしたことがないけれど、このままで本当に大丈夫?」と思ったら読む 絶対に損をしないお金の増やし方』(著:坂本綾子/CCCメディアハウス)

 

金融機関にとって退職金はターゲット。退職金専用商品などに勧誘してくるケースもあります。

リスクを低減させるために投資先や時間を分散する運用の基本的な考え方は、積立投資も退職金等を使った投資も同じ。これまでの経験をもとに冷静な判断をするのがポイントです。