「断捨離」の生みの親、やましたひでこさんと(写真提供◎BS朝日 コンパス)
青木さやかさんの連載「48歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、48歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、初めてがんに罹患していたことを明かしたエッセイ「突然のがん告知。1人で受け止めた私が、入院前に片づけた6つのこと」が話題になりました。今回は「断捨離をやってみた人として 1」です。

前回「父の日に思い出す。最後の電話でケンカをしたまま、謝ることができず父は亡くなった。わたしは、後悔している」はこちら

テレビの企画で断捨離を開始

「断捨離」という言葉を作られた、やましたひでこさんとの断捨離は、BS朝日さんの「うち断捨離しました」の中で、1ヵ月に及んだ。

青木さやか宅大改造
というわけだ。
うちはそもそも快適であるのだが、みえないところは物がギュウギュウに詰まっている。来客がトイレと間違えて納戸を開けようとした日には
「あーーートイレは反対側!」と叫んでいるのだから。

うちにいらしたやましたひでこさんは、うちのモノ達のしまい方をみて、
「さやかさん、自己肯定感を上げようね」
とおっしゃった。
何をみて、かはわからないが、確かにわたしは自己肯定感が低いのだ。ひでこさんは自己肯定感は自分でしか上げられない、そのお稽古は断捨離しかない、と断言する。

わたしは、1ヵ月、ひでこさんの断捨離を正確にやりきった。
なんの疑問も持たずに、ただ、やるのだ。
(わたしの魅力は素直さと行動力に尽きる)

舞台の楽屋の鏡前もきれいになりました(写真提供◎青木さん 以下すべて)