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“いじめっ子”はすべての人のなかに存在している
いじめっ子も変わる
自身の経験を踏まえて子供たちに伝えてきたこと あの時に死に切れなくて本当によかった まさか自分がテレビのなかで仕事をするとは

いじめっ子も変わる

小学校四年生のときに転校した先で僕はいじめを受けました。そして、そこでいじめをしてきた子たちの一部と僕は、いまでは仲のいい友人です。

それは、彼らの言葉の暴力をジョークで返せるようになったという僕自身の変化があったからというだけではなく、彼らも彼らで変わったんです。

『いま君のいる場所だけが、世界のすべてじゃない』(著:副島淳/潮出版社)

そのことはここにしっかりと明言しておきたいと思います。

「彼らのことを許す」とかそういうことではなくて、ただ「一緒に成長してきたな」と思ってるんです。

なにか劇的な出来事があったわけではないのですが、かつては”いじめっ子”と”いじめられっ子”だった関係でも、僕たちの場合は時間の経過とともに、どこにでもいる仲のいい友人になることができたのです。

僕があまりにも彼らのことを責めないので、以前にはインタビューをする方から「もっと副島さんの黒いところというか、本音を聞かせてくださいよ」と言われたこともあるくらいです。