【相談】最後に残されたくない
定期的に会う学生時代からの友人5人組。1人が亡くなり、1人が脳梗塞に倒れ……最後のひとりになるのではないかと思うとつらいです。
会っても不安が募るなら、「もうおしまいにしよう」と言うべきでしょうか?
(78歳・無職)
【回答】昔話ができる存在は貴重。発想を前向きに切り替えて(回答者・残間さん)
病気になる人や亡くなる人が周りに増えて、死が身近になってくると、こういう気持ちになるのもわかります。とはいえ、仲間の会を閉じる必要はないのでは?
あなた以外の2人は楽しみにしているかもしれないので、どうしてもやめたいなら、自分だけ抜けてほかの人は巻き込まないのがルールです。
せっかく学生時代から続いている仲なのですから、最後までつきあったほうがいいと私は思います。思い出話だけで何時間も盛り上がれる仲間は貴重ですよ。病気で会に来られない人が出てきたら、こちらからお見舞いに行って話せばいいのです。
相談者は《死》に対して敏感になりすぎているのかもしれませんね。発想を前向きに切り替えましょう。
私もこれまで両親、友人など身近な人をたくさん見送ってきました。でも、ある時気づいたんです。今はあの世のほうが賑やかなんじゃない?と(笑)。
最後のひとりになるということは、大事な仲間はみんなあの世で待っているということ。そう思えば、最後に死ぬのも怖くなくなりませんか? いたずらに憂えることなく、今を楽しんでいただきたいですね。
<後編につづく>
海原純子
心療内科医
1952年神奈川県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。ハーバード大学客員研究員、日本医科大学特任教授を歴任。現在、昭和女子大学客員教授。ジャズシンガーとしても活躍。著書に『こころの深呼吸』『幸福力 幸せを生み出す方法』『誰でもできる! アサーティブ・トレーニング ガイドブック』『気持ちがすっと軽くなる こころの深呼吸』など。
残間里江子
プロデューサー
1950年宮城県仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年に企画制作会社を設立。雑誌『Free』編集長、出版、映像、文化イベントなどを多数企画・開催。2005年「愛・地球博」誘致総合プロデューサー、2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録する。2009年には既存の「シニア」のイメージを払拭した新しい「日本の大人像」の創造を目指し、会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」(https://www.club-willbe.jp)を設立。
国土交通省「社会資本整備審議会」、財務省「財政制度等審議会」、文部科学省「生涯学習審議会委員」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」など行政諸機関の委員を数多く歴任。著書に『もう一度 花咲かせよう』『閉じる幸せ』『人と会うと明日が変わる』など。BS-TBS『Together』(毎月第1週土曜日 午後11時~)ニッポン放送『おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~』(毎週土曜日 朝7時40分~8時)に現在出演中