イラスト:丹下京子
つきあいの長い友人だからこそ、意見がぶつかったり、お互いの状況の変化に戸惑ったり……。読者が抱えるお悩みに対して、人生相談の達人がアドバイスします(構成=村瀬素子 イラスト=丹下京子)

<前編よりつづく

【相談】老後の経済格差があらわに

年金もあり、貯金も潤沢で時間に余裕のある友人と、老後資金のため働き続ける私。

彼女の定年退職後、高価なランチに誘われることが増えました。毎度断るのが嫌で、距離を置きたいけれど、少ない友人を減らすのにためらいがあります。

(70歳・自営業)

 

【回答】正直な気持ちを語って。友だちの年齢の幅を広げてみても(回答者・海原さん)

人生にはさまざまな節目があり、その折々で友だちとの関係性も変わっていくもの。相談者の場合は悠々自適の老後を送る友人と金銭感覚が合わなくなった。ランチ代が負担なら、まずは「あまりお金に余裕がないから、お茶だけにしない?」と率直に事情を打ち明けてみては。

そのうえで、やはり話が合わなくて一緒にいて面白くない、と感じるなら、無理につきあわなくもいいんじゃないかしら。