面接の帰り道に見えた東京タワー

ドリームクラッシャー、略してドリクラ

まだメディアで書くこともほとんど出来ていないような頃、とにかく色んな人と話した。
SNSを通して、友人を通して、いろんな手段で、アタックしまくった。
どうやったら書き手になれるのか?キャリアをどう築いたらいいのか?
たくさん質問をしてまわった。

今思えばお門違いも甚だしいが、転職のエージェントにも相談した。当時すでに仕事もしていて、転職活動もしていたからだ。
「ライターになりたい、ですか。趣味でされるといいと思いますよ」
「未経験だと仕事はないです。今はやりたくない仕事をしたくなったらまた来てください」
主にそんなことを言われた。

実際私が目指すようなメディアへの寄稿という仕事は就活市場にあるはずもないので、ある意味仕方のない反応ではあったが、やはりかなりへこんだ。

冒頭で触れた出版社の担当者も、無名、実績なし、ブログがバズっただけの「ど新人」に対する、ある意味至極まっとうで、「現実的」な反応だったのかもしれない。

このように、夢を持つと、現実を冷静に教えてくれる人たちが現れる。
そんな時は一喜一憂せずに、客観的なアドバイスとして軽く受け止めるぐらいが吉、といったところだろうか。

一方で、気を付けなければならないのが、ドリームクラッシャー、略してドリクラである。

通常ドリームキラーというそうだが、意味は同じで「夢をぶっ潰してくる人」「夢を邪魔する人」といった意味だ。
ドリクラという響きがなんだか可愛いので私はそう呼んでいる。