初の単行本、最終のゲラを出版社に送る

ドリクラと応援してくれる人の違い

そして、最近また気付いたことがある。
ドリクラはいいことがあると寄ってこない。
私に出版などのいいことがあると、親身な先輩たちは自分事のように喜んでくれ、応援してくれるのだが、ドリクラは完全スルー。

私が弱っている時は近づいてきてさらにテンションが下がるよう促してくるのだが、いいことがあると何も言ってこない。

さらに、観察してみると、応援してくれる人たちは、自分の道で成功している。
一方ドリクラはそうではない。しょっぱい思いをしていて、「あなたもそうなる」となぜか自己投影してくるのだ。

「この世界は厳しいよ~」
「食っていけないよ~」
「本出しても売れなきゃ終わり、そんな人たくさん見てきたよ~」
と、「俺は現実を知っているぜ風」を吹かせてくる。

応援してくれる先輩たちは、可能性をそっと信じて、こちらのマイナスが吹き飛ぶくらいの確信に満ちた言葉をかけてくれる。

「私もなんとかなっているから大丈夫だよ」
「道はあるよ」
と、決してマイナスなことを後輩に言ったりしないあたり、徹底していてさすがだなと思わされる。

自分で道を切り開き、うまくいってきた人は他人にも前向きなことを言える、ということかもしれない。