今や睡眠は年齢を問わず全国民的な問題

さて、年を重ねてくると健康の問題がますます大切になってきますが、高齢者の健康に対しての悩みの多くが睡眠なのだそうです。(もう一つ「排泄」の問題も大きいそうです)

しかし、今や睡眠は年齢を問わず全国民的な問題になっています。

厚生労働省のHPによると「不眠症は国民病」であるとし「日本人を対象にした調査によれば、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」「何らかの不眠がある」と回答しているとの事。また加齢とともに不眠は増加し、60歳以上の方では約3人に一人が睡眠問題で悩んでいます。そのため通院している方の20人に1人が不眠のため睡眠薬を服用しているそうです。「不眠症は特殊な病気ではありません。よくある普通の病気なのです」とも書かれています。

少し前のデータですが、2016年アメリカのシンクタンク、ランド研究所によると、日本においての睡眠負債、つまり睡眠が十分とれないまま仕事をする事で効率が落ちたりすることをお金に換算すると、なんと15兆円の損失になっているのだそうです。

また同じ調査では、睡眠時間が6時間未満の人は、7時間以上眠る人に比べ死亡リスクが13%高いことも明らかになっています。

この様にかなり深刻な問題になっている睡眠ですが、最近、お付き合いのある(社)日本快眠協会の代表理事、今枝昌子さんによると、企業の従業員の方などに「眠れているのか?眠れていないのか?」と尋ねると70%以上の人が「眠れている」と答えるのだそうです。しかし。実際に睡眠の悩みについて具体的に聞くと「ぐっすり眠れていない」という方が87%も占めるそうです。

つまり、睡眠に問題があるのに自覚をしていない方が多いという事ではないでしょうか?

皆さんはいかがですか?