長年ショートスリーパーだった

しかし、10年くらい前まで、レコーディングの現場で働いていた頃はショートスリーパーで毎日3時間ほどの睡眠しか取っていませんでした。ずっとスタジオで音楽を作っていたのですが、作業時はかなりの音量で音楽をずっと緊張感をもって聴くのです。

「何か間違いがないか」「もっと良い曲にする手段はないか」そんな事を考えながら真剣に音楽の制作に向き合っていると、時間を忘れて作業に没頭し、徹夜仕事もしばしば。仕事が終わっても脳がギンギンに活性しているのがよく分かります。体は疲れていても脳は覚醒しているのです。そのためにクールダウンが必要で、皆で楽しく食事をしたり、お酒を飲んだり…。気が付けば朝!なんていう事もしばしばありました。

それから帰宅して眠りについても3時間くらいで起きてしまう。そんな生活を続けていました。

とはいえ、年を重ねてくると流石に体力の衰えなどを感じて、仕事が深夜に及ぶレコーディング現場には行かない事を決め、睡眠をしっかりとる努力を始めました。しかし、20年以上もそんな生活をしていると、そう簡単には快眠体質にはなりません。

そんな私が快眠体質になったのは、やはり音楽のお陰です。