ゲーム感覚でポチポチ。1万円貯まったら運用スタート

さらに、マメタスには「デイリー積立」「ワンタイム積立」という機能がある。デイリー積立は、おつりの金額に関係なく、毎日定額を自動的に積み立てていくというもので、早く増やしたい人は設定しておくといいだろう。

もう一つのワンタイム積立は、「+100」と書かれた赤いボタンをポチッと押すと、その都度100円が積み立てられるシステム。こちらは一日に何度でも押せるので、「今月はあまり貯まらないな」という時の調整に使えそう。

私は調子に乗ってスマホを開くたびにポチポチしていたら、あっという間におつりの総額が1万円を超えてしまった。まるでゲームのように楽しいからといって、家計の負担にならない程度にしておかなくては……。

そして、1ヵ月ごとにおつりの金額を集計。総額が1万円を超えたら、第二段階、いよいよ投資のスタートになる。1万円に満たない場合は、そのまま翌月もおつりを貯めつづけて、1万円になったら始めてもよし、不足している金額を追加して総額を1万円に増やし、すぐに始めるもよし、自分のペースで投資ができる。

投資を始めるには、ウェルスナビに口座を開設し、貯まったおつりの合計額を引き落とすための銀行口座を登録しなくてはならない。また登録だ。これで三つめだが仕方ない。

必要なのは、マイナンバーカードなどの写真つき身分証明書と、使っている銀行の口座番号だ。手続きから運用状況の確認まで、すべてスマホででき、いちいち銀行や証券会社の窓口まで行かなくて済むのはありがたいが。

口座開設が完了すると自動的にウェルスナビとマメタスが連携されて、貯まったおつりの総額が、登録した銀行口座からウェルスナビの資産運用口座に振り替えられる。

ただ先ほども紹介したように、運用には費用がかかる。たとえば1年間で10万円を投資した場合、手数料プラス経費として1000円ちょっとが引かれる計算だ。投資の利益次第では、手数料だけでその分が相殺されてしまう可能性もある。