このゼロ金利時代に、さっそく1000円の含み益

実際、どれくらい利益が出るものなのだろうか。私はまだ投資を始めたばかりで、この先どんな展開が待っているのかがリアルにイメージできない。そこで一足先に「おつり投資」をスタートさせた主婦の美紀さん(45歳)に、運用状況を聞いてみた。

「私がマメタスを始めたのは、今から2ヵ月と少し前です。おつりというカジュアルなものと、難しい投資を結びつけたところがおもしろいと思いました。今は500円のコースを選択し、100円のデイリー積立との2本立てで貯めています。さらにマイルールとして、いいことがあった時にワンタイム積立で100円を入金。たくさん貯まった月は『いいことがいっぱいあったんだなあ』とうれしくなります(笑)」

週に数回、コンビニで子どもの部活用のミネラルウォーターやお菓子を買ったり、車にガソリンを入れたりする際の支払いを、マメタスと連携したクレジットカードでしている美紀さん。カードを使用する機会はさほど多くないが、おつりはそれなりに貯まっていくという。

「最初の月は、月半ばで始めたため、おつりの合計は5146円でした。でも翌月は1万7611円、翌々月も1万4996円と大幅にアップ。そこで2ヵ月目から、ロボアドバイザーによる投資を始めました。株価は日によって変動しますが、今はおつりで貯めた約3万8000円を原資に、1000円(手数料抜き)くらい含み益が出ていますね(2018年1月末時点)」

定期預金に10万円を1年あずけても、数円しか利息がつかない現実と比較すると、2ヵ月で1000円のプラスはなかなか。けれど投資には利息以上のメリットがあったと、美紀さんは話す。「経済の動きに興味を持つようになって、聞き流していたアメリカの株価のニュースなども、自分に関連づけて考えられる。少しですが、視野が広がったような気がします」

また、これまでは買い物=消費でしかなかったが、今は将来のためというワクワク感を抱くようになったという。「スマホ一つでできる手軽さは画期的ですし、投資が身近なものになったと感じます。最低でも2~3年は続けていくつもりです。利益で、日ごろのプチ贅沢を楽しめるようになったらうれしい」

たしかに、すべてスマホ上で完結するから手軽だが、その一方で、リアルなお金のやりとりをしている感覚が乏しい。この現実感の希薄さが、スマホゲームをしているような意識を抱かせるのだろう。このゲーム感覚を楽しいと感じるか、怖いと感じるか。それがおつり投資に向いているかどうかの分かれ道なのかもしれない。