ウキウキと足繁くコンビニへ。週平均4000円が投資に
しかし、ここでもう一つ、「マネーツリー」という家計簿アプリにも登録する必要がある。マメタスと同様、メールアドレスなどを入力し会員登録をしたら、続けて、クレジットカードもしくは電子マネーカードの情報を登録。これらのカードを使った買い物記録をもとに、おつりが自動計算されて、マメタスと連携されるのだ。
クレジットカードをめったに使わない私は、コンビニ系の電子マネーカードを登録することにした。こういう作業って、ちょっと面倒くさそう……。しかも2つのアプリに登録しなくてはいけないなんて、と思ったけれど、画面の案内通りに打ち込むうち、機械オンチの私でもスムーズに登録できた。
登録が済むと、さっそく試してみたくなる。いそいそと自宅近くのコンビニに。登録したカードで238円のスイーツを買ってみた。500円−238円だから262円が計上されるはずだ。家に帰って、期待しながらマメタスを起動させると、おつりはゼロ円のままだ。あれ? もしかして登録の仕方を間違えたのだろうか……。その日、マメタスのおつり表示がゼロ円から変わることはなかった。
そして翌朝、何が間違っていたのだろうと思いながら再度マメタスを見てみると、「今月のおつり」という文字の下に「262円」と表示されていた。どうやら、データが反映されるまでに若干のタイムラグがあるようだ。
その翌日も、取材に行く前に130円のペットボトルのお茶を購入して、370円のおつり。そして帰りには、夫に頼まれた260円のマンガ雑誌と、朝食用の食パン256円を購入して合計516円だから、さらに484円のおつりが計上された。つまり、1日で854円が貯まったことになる。
ただし、これはあくまでもアプリの中の話。実際は月に一度、貯まったおつりが指定口座から引き落とされる。つまり、スマホの中の貯金箱に小銭を貯めて、まとまったところで投資にまわすということ。買い物をするたびにスマホの画面に表示される数字が変わるのは、一昔前に流行った「たまごっち」のような“育成系”ゲームをしている気分と似ていなくもない。
おつり貯金の額を増やしたくて、つい少額の買い物をしてしまう。それからも、取材に行く前に飲み物、風邪気味で体調が悪い時には栄養ドリンク、仕事で必要になった雑誌……とコンビニで買い物をするたびに、マメタスに表示される金額が増えていく。なるほど、案外貯まるものなんだなあ。
もちろんまったく買い物をしない日もあるが、この調子でいくと、平均して週に4000円くらいは貯まるのではないだろうか。月に換算すると1万2000円程度。これくらいなら、無理なく投資にまわせるような気がする。