日本史における右・左

「左」と「右」のどちらが上位かは世界の国ごとに差異があって、よく知られるように、インドでは右手は清浄な手で、左手は不浄な手です。

一方、日本では「左」が上位で、「右」が下位。

また「左利きの武士はいない=刀は左の腰に差し、右手で刀身を抜く」というのはよく知られていますが、そうした右手と左手の役割の固定化は武士階級ではずいぶん昔から見ることができて、弓を持つ手は左手。矢を射るのは右手。

ですので、武士は馬に乗って弓を射るので、弓手=ゆんで=左手。馬の手綱を取る手=馬手=めて=右手、となります。

貴族だと、子供の頃から筆をもって字を書く練習をしますが、おそらく左利きは矯正されるんじゃないかな。そうじゃないと、字の崩し方が定まりませんよね。