インプラントを検討している場合は慎重に

Q5)ホワイトニングは何歳でもできる?

何歳になっても可能です。しかし、歯の健康に役立つわけではありません。

ホワイトニングは歯の内部まで漂白剤を染みこませ脱色するのが一般的な施術法です。施術中は、歯の表面が弱くなるので、虫歯予防を心がけること。そしてコーヒーなどの飲食物の色素が沈着しやすくなるので要注意です。また、終了までに何ヵ月もかかる場合があります。その間はより丁寧な歯のケアが必要です。

最近はセルフケアのホワイトニングキットもありますが、使用法を誤ると、歯や歯茎を傷つける可能性があります。どうしてもしたい場合は、専門の歯科クリニックで相談してください。

 

Q6)入れ歯とインプラント、どちらを選ぶべき?

どちらにもメリット、デメリットがあるため好みの問題と言えますが、『婦人公論』世代のインプラントには、気をつけるべき点があります。

インプラントは入れ歯に比べ、噛み心地がいいのが特徴です。しかし、手術であごの骨に人工歯根を入れ、その上に人工歯を装着するため、健康なほうが望ましいこと。また、接続部周辺が歯周病になりやすいという欠点があります。

認知症など要介護になった場合は、自分で歯を磨けなくなることもありますよね。たとえ家族や介護士がケアをしてくれたとしても、磨き残しは避けられません。結果的に、インプラントの接続部周辺が歯周病になった時に、人工歯根は抜きにくく、処置が難しいのです。

60代、70代でインプラントを検討しているのであれば、食事をおいしく食べることを優先するか、その先の認知症など介護リスクに備えて断念するか。コストも踏まえてよく検討してみたほうがよいでしょう。

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