タカラジェンヌの余興は、本気の余興
宝塚では、「余興をする」という文化?があります。
公演の打ち上げや、トップさんが退団される時の組遠足の宴会の時などに
余興は行われます。
タカラジェンヌの余興、
それは余興の域を超えた本公演並みの本気の余興です。
やる側となれば、
何度も話し合い、台本を作り、曲を選び、
振り付けをし、衣装を決め、
練習を重ねます。
公演をしながらの余興のお稽古。
公演期間中にお稽古をするので、時間の確保が必要となります。
だいたいは終演後ですが、時間が足りない場合は開演前です。
しかも公開日までは秘密なので、人目を忍んでの練習です。
回を重ねるごとに新しい案が生まれたり、脱線しまくったり、
大変ですが、それもまた楽しい時間です
内容としては、その時の公演のネタをイジることが多く、
観るのは仲間内だけなので、公演ネタだと観ていてもわかりやすいのです。
余興で一番やってはいけない事、
それは、自滅して自ら笑ってしまう事です。
これほどつまらない事はありません。
全力で大真面目にやるからこそ観客側は盛り上がるのです。
たとえそれがすべってしまっていたとしても…。