週に1回、洗濯は自分でして庭の物干しに干す。自分でできることは自分でやる。(写真提供:すばる舎)

子どもと暮らすことで安心であるが、しかし、基本的な暮らしは別々。勝廣さんは2階に暮らし、せき子さんはお店のある1階で生活する。

もちろん勝廣さんのサポートは大きい。掃除やゴミ捨て、郵便物の仕分けや申請書類の手続きなど、細々としたことは勝廣さんが常に気を配り、生活を回している。

けれども、自分でできることは自分でやる。

 

週に1回だが、洗濯は自分でする。庭の物干しに干す。

自分の食事は自分で用意している。メニューはだいたい決まっていて、朝食はご飯とゆで卵、おしんこ、味噌汁。昼食は煮物。大根や人参などの根菜、店で売る名物の分厚い油揚げを一緒に煮込む。たくさん作って数日かけて食べる。

大根と人参を和えた、なますなどもよく作る。

夕食は、店で売っている豆腐や厚揚げ、餃子などをおかずに。ときには、カップラーメンやレトルト食品をとることも。

 

「ご飯はぼくが炊いているけど、あとはおふくろが自分で用意している。食事の時間が違うので、あまり一緒に食べることはない。

おふくろはよく食べるよ。ご飯を1日1合は食べる。よく寝るしね。睡眠導入剤を服用しているけど、10時間は眠る。

よく食べ、よく寝る。さらに、好きな仕事をして、好きなように生きているから、ストレスもない。それが長生きの秘訣かな」