長くやってるとステージ向きの心と体ができる

12月7日にリリースした「湖愁」は、舟木さんが歌手として見出されるきっかけになった松島アキラさんのカバー曲。今回シングルとして発売することについて「僕にとっては『高校三年生』よりも大切な歌。『高校三年生』に連れて行ってくれた歌でもあり、歌うと17歳の時に戻れる。ステージでも疲れてくるとこの歌を歌うと落ち着くんです」と思い入れを語った。

健康に関して聞かれると「不届者でして、運動とか全く何もしていない。長くやってるとステージ向きの心と体ができる。まあ脂と塩を控えるとかね。その日の朝起きて、食べたいものを食べる。ラーメンはおつゆがもたれるので卒業して、今はカレーうどんに凝ってます」と答えた舟木さん。

新橋演舞場入口のポスター

ファンへに対しては「昭和の歌い手が昭和の歌を、昭和のお客様に向かって歌うのことに意味がある。受け持ちがはっきりしてますから。『高校三年生』も、後ろ向きの同窓会ではなく、新しい演出も楽しんでほしい。同世代の方には一緒に歩いて行きつくところまで来てもらいたいし、若い世代には〈こういう爺さんも歌ってるんだ〉と思ってもらえたら」とメッセージを送った。

舟木一夫 ロングコンサート in 新橋演舞場』は、2022年12月21日まで、東京・新橋演舞場で公演中。