「ステッキはまっすぐなものだと誰が決めたの?」と考え、アルミニウムで美しい曲線を描くように制作したステッキ。非売品(写真提供:山田さん)

次の夢は

ここ数年は体調を崩してお店に出ることが少なくなったが、その時間を使って、長年集めてきたコレクションを紹介する写真集を編纂。6年越しの作業を経て今年4月、出版にこぎつけた。

「次の夢は、コレクションを皆さんに見ていただける場所を作ること。同時に、ステッキの使い方をご紹介したり、体に合わせて調節するサロンも開けたらいいなと思うんです。たとえば大きなトレーラーの半分を美術館に、半分をサロンにして、町や村々にいくのはどうかしら?」

きらきら目を輝かせてそう語る山田さん。

ステッキをめぐる人生の冒険は、これからも続いていきそうだ。

「ステッキのチャップリン」は東京・新宿のホテル・ヒルトン東京B1階にある。お問い合わせ TEL/03・3344・5488(写真提供:山田さん)