(撮影◎初沢亜利 以下すべて)
年内いっぱいでの歌手活動休養を発表している氷川きよしさん。12月30日には『第64回 輝く!日本レコード大賞』に、そして大晦日には『第73回NHK紅白歌合戦』に紅組・白組を超えた特別企画として出場されます。 デビュー23年目を迎えた氷川さんの、休養前最後のコンサート。東京国際フォーラム・ホールAで開催された『氷川きよしスペシャルコンサート2022 〜きよしこの夜 Vol.22~』、12月14日の公演の模様をレポートします。

「またいつか(コンサートを)やった時は来て下さいますか?」

東京国際フォーラム・ホールAで、氷川きよしが初めてコンサートを開いたのはデビュー翌年の2001年。本公演はそれ以降毎年、クリスマスシーズンに行われてきた。

デビューから今日までの彼の軌跡を振り返る映像がモニターに映し出された後、ステージにブルーの衣装をまとった氷川が登場。コンサートはデビュー曲『箱根八里の半次郎』からスタートした。色とりどりのペンライトがきらめくなか、『大井追っかけ音次郎』『きよしのズンドコ節』『星空の秋子』と、懐かしい曲が披露される。客席のファンはコロナ下で声を出せないぶん、ペンライトの振りと拍手で応えていく。

■氷川きよし / 箱根八里の半次郎
【公式】 氷川きよし公式チャンネルより

トークタイムになり、氷川より挨拶がおくられた。

「皆さん、お寒いなか、ようこそいらっしゃいました。22年間、多くのお客様にお越しいただいて、今日が(休養前)最後の東京国際フォーラム・ホールAでのコンサートになります。本当に22年間ありがとうございました」

「意地でしたよね。負けん気が強いから、叩かれれば叩かれるほど『負けたくない』という気持ちが強くなって。なめられたくないと思って、売られたケンカはすぐ買ってしまいます(笑)。そんな心意気でずっとやってきたんですね。でもやっぱり、お客様がこうやってお越しくださったから今日の日があるんだと思います。またいつか(コンサートを)やった時は来て下さいますか?」という言葉に、ファンは大きな拍手で応えていた。

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