「『箱根八里の半次郎』でスタートして、ここ『甲州路』でお別れです」
トークはさらに続く。
「これまで様々な歌を歌わせていただいて、作詞の先生が書いてくださった詞を何度も何度も読んで、少しでもその主人公の思いをわかりたい、感じたいと思いながらレコーディングさせていただきました。そんな歌の数々を、今日はおおくりさせていただきたいと思います。前半は“氷川きよしを作ってくれた作品”を、後半は“今の思いをすべて伝えられる作品”をおおくりします。どうぞ最後の最後まで、お付き合いのほどよろしくお願いいたします」
その後もコーナーごとに衣装を替えながら、『白雲の城』『大丈夫』『革命前夜』等の楽曲を披露していく。氷川きよしを作った演歌、歌謡曲を軸にした構成で会場を盛り上げた。
前半最後の曲は、最新シングルの『甲州路』。
「2000年の2月2日、氷川きよしという芸名を北野武監督につけていただいたような雰囲気で(笑)、デビューさせていただきました。話題を作ってくださって、ありがたいことですね。『箱根八里の半次郎』でスタートして、ここ『甲州路』でお別れです。聴いていただきます、『甲州路』」と曲紹介がされると、会場から大きな拍手がおくられた。
後半は、ピンクの衣装で歌う『あなたがいるから』でスタート。“Kiina”名義で作詞作曲した、『泣けてくるけど 笑えてくるの(ハート)』、父への思いを詞に込めた『Father』、「これまで支えて下さった皆さんにおおくりするつもりで書きました」という『WALK』などを披露した。
シルバーの衣装に着替え、『雷鳴』『キニシナイ』を熱唱。人気アニメ『ドラゴンボール超(スーパー)』の主題歌となったロック調の楽曲、『限界突破×サバイバー』で会場の熱気は最高潮に。ホールの温度を上げたまま、コンサート本編は終了した。
■氷川きよし / 限界突破×サバイバー ~DVD「氷川きよしスペシャル・コンサート2018 きよしこの夜Vol.18」より【公式】 氷川きよし公式チャンネルより