「私はおいしいものがちょっとだけ買えたらもう十分で、あとは自分がやりたいことのためにお金を使いたいなと思っています。」

今回、二拠点生活を経験してみていちばん感じたのは、これまでとの食費の違い。氷見は魚が安いのはもちろんですが、野菜などもとても安く、東京や横浜とは比べものになりません。

ときには魚屋さんで野菜をいただいたり、ご近所の方からお米をいただいたりすることもあります。自然の恵みと地元の皆さんのあたたかさに感謝ですね。

このところ、コロナの状況も変わってきたので、私の東京での仕事も増えてきました。氷見のシンプルな生活があるおかげで、横浜の家で過ごす一人時間も充実した気がします。

たとえば朝。家族と暮らしていた頃はただただ慌ただしく過ごしていましたが、いまは丁寧に出汁をとった具だくさんのお味噌汁を作る余裕があってうれしい。

ゆったりした気持ちで炊き立てのご飯とお漬物と一緒にいただくと、しみじみとおいしく、幸せを感じます。あとはお酒が好きなので、一日の終わりに「今日もお疲れさまでした」と晩酌をするのも楽しみの一つ。

よく「モノ消費・コト消費」と言いますね。私はおいしいものがちょっとだけ買えたらもう十分で、あとは自分がやりたいことのためにお金を使いたいなと思っています。