スマホ、シニアグラス、カギをどこに置くか

聞くとスマートフォンは、キッチン、寝室、リビング、家の至るところで常に持ち歩いているので、ついどこかに置き忘れて探すことになる、とのこと。であればやはり、定位置を決めましょう。

私はリビングダイニングにあるワークデスクを定位置としていますが、キッチンカウンターやテーブルなど、ご自分が家で動く際にポイントとなり、置きやすい場所を定位置とし、使ったらそこへ戻すようにしましょう。

次にシニアグラス。私はスマートフォン同様ワークデスクを定位置としています。実際にシニアグラスをよく使う場所なので、便利だから、というのがその理由です。

なおシニアグラスは「ブックエンド」に「マグネット付きケース」を付け、浮かせてそこに収納することで、作業の邪魔にならないような工夫をしています。

阿部さんのワークデスク。スマホとシニアグラスの「定位置」に(写真:著者)

さらに家のカギ。リビングを定位置にしているという方もいます。ただし、リビングはモノが多く、比較的広い場所なので、見失う機会がどうしても多いのかも。

その場合、使う場所である玄関に置いてもいいかもしれません(もちろん防犯に気を付けた上ですが)。加えて、直置きよりも「トレイ」などに置く癖をつけると、目印となって定位置化もしやすくなります。

以上のように、「よく使う場所」を定位置と定めれば取り扱いやすくなるうえ、迷子になりにくくなります。さらに、定位置を決めてもそこに置かなかったり、見つけにくい場合は、場所そのものが生活にフィットしていない可能性があります。その場合は、定位置を変えてみましょう。