低用量ピルで、妊娠の準備をお休みできる

高尾 大吉さん、目のつけどころがいいですね。

生理痛をはじめとする月経困難症で婦人科にいくと、低用量ピルをすすめられることが多いです。これはまさに、その妊娠の準備をお休みするためのものなんです。

ピルというのは聞いたことありますよね?

『ぼくたちが知っておきたい生理のこと』(著:博多大吉、高尾美穂/辰巳出版)

大吉 もちろんです。でも正直にいうと「あさイチ」で特集する前は、「妊娠しない薬」というイメージしかなかったです。番組をとおしてピルのことを知って、「すごく誤解されているんだな」と思いました。ぼくも誤解してきたひとりです。

高尾 はい、ピルは世代によってだいぶ受け止め方が違っていて、「経口避妊薬」と言われることもあるので上の世代になるほど避妊のために飲むものというイメージが強いでしょうね。

若い世代には、ピルを飲むことで生理の困ったことを軽減できるということがずいぶん広まってきていると思います。