幸せを分かち合う仲間がいる

僕の初めてのテレビ出演は『進ぬ!電波少年』でした。

過酷なロケで有名な番組ですが、仕事の合間に「将来、売れたら、どんな番組に出たいか」「どんな番組を作りたいか」という話を、夜な夜な語り明かしたAD(アシスタント・ディレクター)さんがいました。

20年以上が経って、そのADさんはエラくなって、『世界の果てまでイッテQ!』ディレクターや『それって!?実際どうなの課』の総合演出になったんです。

「一緒にやりたいね」と語り合った番組を今、本当に実現しているんです。ちなみに、その方は、僕と奥さんが結婚したときの証人でもあります。

『神さまが惚れてまう48のポイント』(著:チャンカワイ/ぴあ)

あ、ここで「将来仕事をくれるかもしれないから、出会いを大切にしよう」と言いたいわけではないです。

もちろんそういう面も必要なんだろうけれど、夢がかなった今、僕がうれしいのは夢がかなった幸せを分かち合う仲間がいることなんです。

そうそう、僕の衣装を担当してくれている、スタイリストの日置彩さんも、夢をかなえた仲間の一人。

駆け出しのころから「お互いに売れたら、一緒に仕事しようね」と約束をして、今は日置さんが作ってくれた衣装で、僕はテレビに出られています。