源義経の場合

そういえば去年の大河『鎌倉殿の13人』にも登場した源義経。彼は兄の頼朝の肝いりで、武蔵一の武士、河越重頼の娘・郷御前を正妻としています。

それで義経が頼朝への謀反人となると、郷御前はもちろん、この縁組みを自ら望んだわけでもない重頼まで、自害させられることになりました。

まあ、これは縁組みがことに重い意味を持った鎌倉時代の話だし、頼朝が河越氏の力を削いでおきたかった、という黒い事情もあったでしょう。

ああ、それでも重頼の奥さんは罪に問われていません。夫の代わりに女性ながら地頭に任じられてもいます。