左から、ラジオDJとしてもご活躍の司会のMITSUMIさん、ヨガインストラクターの廣田なおさん、青木さん、ファッションエディターの大草直子さん(写真提供◎青木さん 以下すべて)
青木さやかさんの連載「49歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、49歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、初めてがんに罹患していたことを明かしたエッセイ「突然のがん告知。1人で受け止めた私が、入院前に片づけた6つのこと」が話題になりました。
今回は「2.22は、ネコの日」です。

前回「母との確執がなくなると、故郷も好きになってきた。いずれ故郷に帰ろうと言う人の気持ちがわかるような気がした」はこちら

2.22は、ネコの日

2月22日は、「にゃんにゃんにゃん」の猫の日である。

先日の猫の日は、わたしが動物好きの友人と主催するイベントがあった。「犬と猫とわたし達の人生の楽しみ方」in BANK30。3回目の開催である。

10年前から動物愛護活動のお手伝いをしているわたしだが、動物愛護の世界に足を踏み入れてみると、一言で動物愛護と言っても、それぞれに考え方が異なる部分もあるようだ。皆、ゴールは動物たちの幸せだということは一致するのだろうが、その過程の考え方は様々で、動物愛護活動している団体や個人全員でチカラを合わせて、せーの!殺処分0へ!というような単純な話ではないのだな、と知った。「みんな仲良くすればいいじゃん、みんな、わたしと仲良くしてくれたらいいじゃん」と言うのが本音だったが、わたしが大声で言ったとて、そうなるわけではないのだ。何事も。急がば回れ。

そこで、まずはわたしにできることは何かと考え、「犬と猫とわたし達の人生の楽しみ方」という団体を立ち上げた。

「犬と猫との暮らしは楽しいよね」

というトークショーと音楽を楽しみながら、様々な人が交流できるライブである。(今回の音楽ゲストは盲目のシンガーわたなべちひろちゃん。聞き惚れた)

本連載から生まれた青木さんの著書『母』