中居くん、感動をありがとうございました
冒頭の「泥だらけのストッパー」は、決勝戦前、大谷選手が放った「憧れるのをやめましょう」と共に、今年の「新語・流行語大賞」に選ばれるのではないかと早くも言われています。
不思議なこともたくさん起こりました。アナウンサーから振られて中居くんが選手のレポートを入れたり、激励をしたりすると、当該選手が何かやってくれる…という場面。
多くの方が心配されていたであろう不調が続いた村上宗隆選手に対し、中居くんがかけた言葉が「泥だらけのストッパー」と同じぐらい話題になった、「やっと起きてくれました!おはようございます!村上選手、おはようございます」です。準決勝のサヨナラヒットを打った村上選手が目覚めたことに対する、これまた中居くんならではのセンスが光るコメントでした。
凱旋帰国した中居くんが最初にMC席に座ったのは『中居正広のキャスターな会』(テレビ朝日系)。「泥だらけのストッパー」がトレンド入りしたことを含め、共演者から絶賛された中居くんは「興奮して、ただ泥だらけだなと思っただけで。ただ、見たまんまを」と謙遜。「日本がどういう状況か、わかんなかったりしたので、(称賛は)今日、知りました」とも言っていました。
さらにアメリカとの決勝戦での9回表、メジャーでは大谷選手とロサンゼルス・エンゼルスのチームメイトでもあるマイク・トラウト選手と大谷投手の対戦という世界が注目した場面。中居くんは、スタンバイするため、20~30メートル離れたところから厳しい通行チェックを受けながら移動していたため、大谷投手とマイク・トラウト選手の対戦を、背の高い外国人記者に囲まれて、「全く見ていない」ことも明かしました。
今回のWBCでは、「野球少年」というワードを多くの方が口にしていましたが、中居正広くんもそのお一人。「顔色が悪い」とか「痩せている」といった報道がまだ一部にはあるなか、野球が大好きでたまらない50歳の野球少年は、侍ジャパンの戦士と共に、間違いなく元気を取り戻してくれたことと私は信じています。中居正広くん、感動をありがとうございました。