虫歯予防に効果的なフッ化物が歯間に残りやすい

必ずしも“前”でなくてはならないというわけではありません。

とにかくフロスや歯間ブラシを使うことが大切なのですが、使うならば“前”のほうが効率が良いというデータが出ているのです。

『“食べる力”を落とさない!新しい「歯」のトリセツ』(著:照山裕子/日経BP)

下のグラフの研究結果からわかるように、フロスを使ってから歯みがきをするほうが、歯みがきをしてからフロスを使うよりも、口の中の汚れが減少することがわかっています。

さらに、このデータでは、歯みがき剤の成分で、虫歯予防に効果的なフッ化物が歯間に残りやすいという結果も出ています。

とはいえ、フロスを先に使うと、あとに使うより汚れが手につきやすいため抵抗があるという方もいらっしゃいます。

そういう方は、ブラッシング後でもいいので、ぜひフロスや歯間ブラシを併用してください。

フロスや歯間ブラシを使ってから歯ブラシを<『“食べる力”を落とさない!新しい「歯」のトリセツ』より>