フロスと歯間ブラシは「歯の隙間の大きさ」で選ぶ

フロスと歯間ブラシのどちらを使うか迷ったときは、歯と歯の間の大きさで判断しましょう。

歯ぐきが引き締まっている人は、歯間ブラシだとすき間に入りにくいので、フロスが向いています

加齢とともに歯ぐきが下がり、歯の根元に三角形のすき間が空いてきたら、歯間ブラシを選びましょう

2つの違いを簡単に説明しておきましょう。

フロスは細い繊維が寄り合わさっていて、歯間の汚れを絡め取ってくれるもので、使い捨てです。歯間の上から通して下まで入れて、歯のカーブに沿って前後に動かしながら、上まで移動して出します。

歯間ブラシは針金やナイロン毛などがありますが、使用後に洗って1~2週間使えます。こちらは歯の根元の三角形の隙間に入れ、前後に2~3回動かすだけで、上下には動かしません。

歯間ブラシ 小さいサイズから試そう<『“食べる力”を落とさない!新しい「歯」のトリセツ』より>

※本稿は、『“食べる力”を落とさない!新しい「歯」のトリセツ』(日経BP)の一部を再編集したものです。


“食べる力”を落とさない!新しい「歯」のトリセツ』(著:照山裕子/日経BP)

マスクで口もと油断!あなたは大丈夫?
あなたの「歯」を救う5つの新常識

・歯磨き前に、口の中を見ながらストレッチ
・フロスは歯ブラシより“前”!よく汚れがとれる
・歯みがきしても、シャカシャカ音がしないのがいい
・フッ素入り歯磨き剤を使った後のうがいは1回
・うがいは高速ぶくぶくで、お口のトレーニング

本書は“食べる力”を長く保ちたい人に役立つ情報を、わかりやすくまとめた「歯」のトリセツです。