「70歳になったらベッドルームを一緒にしようねと話していました。それは、お互いに朝起きて亡くなっていたら嫌だから」

好きな環境で睡眠がとれる快適さ

結婚した翌年、それまで息子と暮らしていた家を建て替えることに。最初は息子が3階で暮らす二世帯住宅のつもりで設計した家でしたが、ほどなくして息子が独立。入れ替わりに夫が3階で暮らし始めました。

完全なる家庭内別居は、思いがけず快適。私は当時、朝の情報番組のコメンテーターをしていたため5時起きでしたが、寝室が別なら、彼を起こさないように気を使うこともない。

また、彼は寝る時に明るくして好きな本を読むのが習慣だけど、私は真っ暗な場所でないと眠れないタイプ。夫は暑がりで、私は寒がりです。だから、お互い好きな環境で睡眠がとれるのはありがたくて。

ただ、70歳になったらベッドルームを一緒にしようねと話していました。それは、お互いに朝起きて亡くなっていたら嫌だから。

数年前に夫は胃がんになりました。幸い治ったとはいえ、朝の散歩に降りてこないと、大丈夫かしら? とドキドキするようになってしまって。