「母親にお弁当を作ってもらいたい」男の子

2組目は、高校生の男の子の悩み

「母親にお弁当を作ってもらいたい」

この男の子は、朝早く起きて自分でお弁当を作っている。昔は、母親にお弁当を作ってもらっていたが、何度か全く口をつけず残してきたことから母親はお弁当を作らなくなったのだという。

母親は、自身が親に干渉されてきたことで、子どもには干渉しないように、と心がけているという。しかし、息子からすると、母親が放任すぎる、自分に興味がないのではないか、と、さみしさを感じているように見受けられた。

母と息子は向かい合い、話し合いを始める。お互いに、思っていることを伝え合うと、思い込みも大いにあったのだ、ということに気づいてゆく。

共に暮らしていても、向かい合って話をすることはなかったようで(うちも然り)コミュニケーションをとることの大切さを改めてみせてもらったように思う。

本連載から生まれた青木さんの著書『母』