理由(2)インプット不可能な状態になりやすい
発達障害がある子のなかには、興奮しやすい子、パニックになりやすい子もいます。そのような子は、混乱すると何を教えられても「インプットできない」状態になってしまいます。
大人でも、パニックになったり極度に興奮してしまったら、新しい情報を頭に入れることはできませんよね。
子どもがパニックになってしまったら、「次は、**しようね」「××はやめておこう」などと伝えても、もう子どもの頭には入らないのですが、そのことに気づかないまま、大人が「必要なことを教えたつもり」でいると、時間だけが経過して、生活に必要なスキルや望ましい行動をなにひとつ習得できないまま(つまり、未学習のまま)子どもの学年だけ上がっていく──ということが起こります。