問題行動が起きやすいのは「誤学習」しているから
私は小学校や特別支援学校で教員として働いてきましたが、そこでよく経験したのが、子どもの「立ち歩き」です。
授業中に子どもが落ち着いて座っていられず、立って歩きだしてしまうのです。
ある男子児童(コウタくんとします)の例を紹介します。
コウタくんは授業の内容がわからないとイライラを募らせるタイプの子でした。イライラが募ると立ち歩いてしまうこともありました。
授業に耐えられず、立ち歩いてしまう低学年の子はめずらしくないのですが、コウタくんの場合はその「立ち歩き」がエスカレートしていくので、現場にいる大人が振り回されることになってしまいました。
なぜ、こんなふうに問題行動がエスカレートしたのでしょうか。