小嶋さん「とりわけ大事なのが、『感覚過敏かもしれない』と考えてみること」と言いますが――<『発達障害・グレーゾーンの子がグーンと伸びた 声かけ・接し方大全 イライラ・不安・パニックを減らす100のスキル』より>
「子どもが洋服を着るのを嫌がる」「聞き分けがない」「パニックを起こす」それは単なるわがままではないかもしれません。特別支援教育のエキスパートである小嶋悠紀さんは、発達障害・グレーゾーンの子どもたちへの「声のかけ方」「接し方」を考えながら、これまで2000人を超える人の支援に関わってきました。その小嶋さん「とりわけ大事なのが、『感覚過敏かもしれない』と考えてみること」と言いますが――。

「わがまま」と誤解してはダメ、「感覚過敏」にも配慮を

下のイラストのような子を見ると、「わがまま!」「聞き分けがない!」と言って怒りたくもなりますよね。

「わがまま!」「聞き分けがない!」と言って怒りたくもなりますよね<『発達障害・グレーゾーンの子がグーンと伸びた 声かけ・接し方大全 イライラ・不安・パニックを減らす100のスキル』より>

しかし、その子が示しているのは、本当に「わがまま」なのでしょうか。

〈「生きづらさ」からくる行動かもしれない〉と想像してみる必要も、あるのではないでしょうか?

とりわけ大事なのが、「感覚過敏かもしれない」と考えてみることです。