自分が「ひとり」である、という事実

やっと仕事用のデスクを買い、作業スペースができた。今まではローテーブルに座椅子で、そこで食事もとってたので作業スペースが生活に溶け込んでいた。しかし、作業をするだけのスペースができ、その空間が浮かび上がって、自分が「ひとり」である、という事実が強調される気がする。

部屋が大きな口を開けていて、その口に飲み込まれる。その中は孤独と虚無が広がっている。

孤独を愛せ?絶対に無理!
今なら「孤独」というタイトルで小説を書けるし、孤独対策の事業を立ち上げられそうだ。

孤独だから生まれる物がある、と芸術家は言うけれど、私はやはりどうしても、人と人との繋がり、生産性のない雑談からこそ、生まれるものがあると思ってしまう。

「おはようございます」「雨が酷いね」「疲れた」「お疲れ様」
そんな言葉が、無性に恋しく思う。

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