朝の光を浴びてうつも予防する

・「睡眠不足」を防ぐ――睡眠中、脳の中では、脳脊髄液(のうせきずいえき)が循環して、老廃物を排出しています。

そのため、睡眠時間が短く、質が悪いと、アルツハイマー型認知症の原因物質の蓄積がすすむとみられています。

『80歳の壁[実践篇] 幸齢者で生きぬく80の工夫』(著:和田秀樹/幻冬舎)

・朝の光を浴びる――朝日を浴びると、脳内神経伝達物質のセロトニンの分泌がすすみます。

すると、うつの予防になるとともに、睡眠ホルモンであるメラトニンがたっぷりつくられます。

・よく嚙んで食べる――「咬筋(こうきん)」をよく動かすと、その刺激によって、脳により多くの血液が送り込まれ、脳の働きが活発になります。

さらに、モノを嚙むと、歯の歯根膜が圧力を受け、その刺激が脳を元気にします。