2021年4月、ライザップでダイエットを成功させ、CMなどに出演した元日本テレビアナウンサーでタレントの大神いずみさん。プライベートでは読売巨人軍のコーチ、元木大介さんの妻であり、2人の球児の母でもある。ターンテーブルで回るため、苦しいダイエットをしている最中に、長男が大阪の高校で野球をやるため受験、送り出すという決断をしている。夢と希望にあふれてスタートした高校生活はコロナや怪我で思わぬブレーキがかかった。球児の母として伴走する大神さんが、この2年を振り返る。
中学一年生
次男がこの春、中学校に上がった。
ピカピカの詰め襟の制服が実に正しい、「中学1年生」。
でも実は自宅から校門まで徒歩3分の登下校で、学校についたらすぐ体操服に着替えるらしい。
例えば私の時代のように「学ラン」の丈を超短く詰めたり長くしたりしたとて、登下校中ほぼ誰の目にも触れずに自宅に帰れてしまう。ツッパリたくともツッパリようがないのである。
いま私は確実に死語を並べたてている。
今の子に「スケバン」とか「ツッパリ」は、フランス語かなにかと思われるかもしれない。
明らかに「グレて」いそうな子も、大勢の中でパッと見わけがつかない。んん、「グレる」もなかなか言わなくなったな。今はなんて言うんだろう?
息子達に聞くと「ちょーヤバイやつ」。
うう。それもちょっと違うねぇ。