太ももオバケ

何年か前、長男のチームの卒団式の案内が来て、会場、日時の下に「ジャージ、Tシャツ短パンでない私服で参加すること」と小さく書いてあった。
私服。久々にガツンと難題だ。
ユニフォームではない、スマートカジュアルかフォーマルと言われると…この母でさえわが家の息子をどうしていいかわからないのである。

襟付き、とゆーことだろうか!?

父親の手持ちの服の中から、息子にちょうどよさそうなサイズの服を探してもらうことにした。
ところが、シャツはカッターシャツばかりで首周りが合わず、ズボンは息子のウエストや腿周りが太すぎてどれも入らなかった。

その当時でさえそうなら、今なんて息子は一体どんなサイズを着ているんだろう…離れていて練習着の採寸・注文は本人に任せているので、今は私にもよくわからない。

改めて今、長男の体型は野球選手としては一般的でも、ほかの高校生と比べると違うんだなぁ、と気付かされる。
「太ももオバケ」と私がからかっているけれど、野球ではそんなに珍しいことじゃないんだぁ。

急いで息子を引っ張ってユニクロに駆け込み、少し色の入った襟付きのシャツとチノパンを選んだ。チノパンのウエストがあまりに股下サイズと合わなすぎて、お直し確定。