実は二世歌手のレオンくん

先輩歌手の皆さんからのお祝いコメントに話を戻すと、「礼儀正しい」「真面目」「常に一生懸命」、「いつも、どら焼き、ありがとう」(注・レオンくんのロゴマークの焼印が入った『青野』謹製)から、「弟のように」とか「息子のようにかわいい」まで称賛コメントが続きました。

実はレオンくんは二世歌手。お父様は「伯方の塩」のCMソングを歌唱したことでも知られる演歌歌手の高城靖雄さんですが、「知らない」という方のほうが多いでしょう。因って前述の大物歌手の皆さんも「二世歌手だから」かわいがっているわけではないし、所属事務所が大きいからというわけでもないのです。それらはレオンくんが0から築いた人間関係。甲子園出場を本気で狙っていた野球少年だったからでしょうか。根性もハンパないし、努力を怠らない。先輩歌手の皆さんをリスペクトしながら、大ヒット曲をカバーさせてもらっているため、当該歌手の皆さんからも「自分の歌をこんなに上手に歌ってくれる子に会ったのは初めて」と感激されたり、ファンの皆さんからは「歌ってくれて、ありがとう」と感謝されたりしているのです。

その代表的存在が西城秀樹さんです。実は5周年記念コンサートに『LINE CUBE SHIBUYA』(渋谷公会堂)を選んだのは、秀樹さんの過去の生パフォーマンス映像をレオンくんが見ていたとき、その会場の多くが「渋谷公会堂」であることに気づいたからだといいます。その昔、「紅白歌のベストテン」「ザ・トップテン」(共に日本テレビ系)の生放送は同会場でしたし、「《渋公》はアイドルコンサートの聖地」とも言われていました。

 

大物歌手のみなさんがかわいがるのは「二世歌手だから」ではなくレオンくん自身が0から築いた人間関係があるから