2日目《怒り10%/悲しみ90%/恥ずかしさ60%》
3日目《怒り60%/悲しみ90%》
4日目《怒り69%/悲しみ85%/あきらめ10 %》
…………
50日目《怒り50%/悲しみ43%/あきらめ50%》

 

さまざまな感情が、入っては出ていき、その程度が増減し、絶え間なく動いていることに気が付きます。

2日目に現れた「恥ずかしさ」は、3日目には「(自分への)怒り」に変化したのでしょうか? 4日目には「あきらめ」という感情が出てきました。問題の起きる前には戻れないという諦観が現れはじめたようです。

もう二度とこの悲しみから逃れることはできない。一生悲しくて、この先はお先真っ暗だ。あんなに強く思っていたことも、日々変化する。私たちは感情の波のなかで生きているとわかるのです。

 

毎日の感情と向き合う。それは、ある感情のなかにずっと居続けることを意味しているわけではありません。感情を記録したら、気分転換に散歩にいきましょう。

しかし、特定の感情が何日も続き、そこから解き放たれることがあまりに難しい場合や、その感情のせいで生活に支障がある場合は、専門家に相談することをおすすめします。

このように、感情を書きとめ、それを一つの波形があるものとして感じることができたとき、その感情に向き合った分だけ、あなたの心の容量はきっと大きくなっているはずです。

 

その少し大きくなった心で、いまから何を感じますか?

 

※本稿は、『私らしい言葉で話す 自分の軸に自信を持つために』(著:SHOWKO/CCCメディアハウス)の一部を再編集したものです。


私らしい言葉で話す 自分の軸に自信を持つために(著:SHOWKO/CCCメディアハウス)

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