小さな子どもに伝えるように、自分への言葉も丁寧に優しく伝えてみてください(写真提供:Photo AC)
言葉を磨くことは、感性を磨くこと――。〈心を磨く〉暮らしのコツをまとめたベストセラー『感性のある人が習慣にしていること』の作者、陶芸家SHOWKOさんは「私らしい言葉」を持つことが、自分の軸を定め、その人の魅力を引き出すことにつながると語ります。では、「私らしい言葉」を身に付けるためには、どうしたらよいのでしょうか。「私らしい言葉」を持つことで、何が変わっていくのか。世界を変える原動力としての言葉について考えます。

自分にかける言葉 ~自分へのギフト

自分に投げかける心の言葉をインナートークといいます。あなたは毎日、自分にどんな言葉を投げかけていますか? 人や自分を傷付けてしまうのも言葉であれば、周りの世界を前向きに捉えさせてくれるのもまた、言葉です。

何か失敗したとき、失敗の大きさにもよりますが、落ち込んでしまうことがあります。

「あーあ、やってしまった」と。

 

大切なのは、その次に続く言葉です。「私はダメな人間だ」「こんな私は何をやってもうまくいくはずがない」などと、自分を卑下し、可能性に制限をかけてしまうような言葉を、無意識に続けてしまっていませんか? 真面目な人ほど、人に優しく、自分にはとことん厳しいということはよくあります。