素直な言葉を綴る。
それはとても難しいことです。

ブログやSNSでも「公開」で投稿しようとするとき、つい分別のある人ぶって書いてしまうという経験が、誰しもあるのではないでしょうか?

 

感謝していないのに、感謝したふり。
わかっていないのに、わかったふり。
怒っているのに、怒っていないふり。
恋しているのに、恋していないふり。
心が動いているのに、動いていないふり。

 

これでは心は言語化されないまま、どんどん置いてきぼりにされてしまいます。モヤモヤをきちんと言語化することは、自分の感情をよく見つめるということです。言語化するために感情を整理したあとには、以前よりも自分の気持ちが理解できるかもしれません。

 

「非公開」のノートに書いた日記は、「自分に宛てた出さない手紙」です。

 

自分の気持ちを知り、理解することは、自分を慈しみ、大切にするきっかけになります。そして、「自分の言葉」を持つ、確かな土台になっていきます。

『私らしい言葉で話す 自分の軸に自信を持つために』(著:SHOWKO/CCCメディアハウス)