この伝統芸能の奥の深さたるや…
主遣いは人形の動きすべてを作り出す指揮者のようなポジションで、
足遣いを約10年、左遣いを約15年ほど経験したのち、主遣いになるといいます。
経験を積んだ技術で、太夫の語る通りに3人が人形を通して演じています。
人形の動作と、太夫の熱の入った語りと、心情を弾く三味線によって、
表情もない人形の顔に命が宿されたかのように、その時その時によって変わって見えるのです。
見る側が、ポーカーフェイスの人形に、生身の人間の抱く喜怒哀楽の感情を投影していきます。
この伝統芸能の奥の深さたるや…。
その不思議な世界観に引き込まれます。
初心者の私も、少しだけ文楽のおもしろさがわかったような気がしました。
ひょっこりひょうたん島のイメージはもう完全に消え去りました。
近松門左衛門。
宝塚ファンなら知らない人はいないほど、
「冥途の飛脚」を舞台化した「心中・恋の大和路」という作品は何度も再演されています。
封印切や心中を文楽ではどう観せてくれるのか、
文楽の世界に俄然興味が湧いた私は、
どうやら新しい世界に片足を突っ込んだようです。
ちょっと気難しいけど、仲良くなれそうな予感の
そんなお付き合いを始めてみようと思います。
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