アラフォーからの口腔フローラの完成によるリスク

口のなかには約300種類〜700種類の細菌が生息していますが、その細菌の構成が固まるのは大人になってからのこと。

子どものうちは、さまざまな細菌が縄張り争いを繰り広げながら、居場所を失って出ていったり、新たな細菌がすみ着いたりとせわしないのです。

成長にともない常在菌(つねにすみ着いている菌)のメンバーは固定化されていくのですが、特に歯周病菌群は定着が遅く、20歳〜30歳ごろに細菌の構成が固まると推測されています。

『小さな町で評判の歯科医が解説 歯周病になったらどうする?』(著:亀井孝一朗/アスコム)

このときに歯周病菌が定着することで、歯周病が進行する可能性が高まります。

逆をいえば、大人になって細菌構成が固まる時期まで歯周病菌に感染しなければ、歯周病とは無縁の人生を送ることができます

しかし、子ども時代に親や家族との食事のなかで歯周病菌を受け継ぐ可能性はとても高く、また、10代以降は恋人とのキスなどを通じて、ほとんどの人が歯周病菌に感染してしまいます。

つまり、10代〜20代にかけて、まだ歯周病菌が定着していなかった人も、30代を迎えるころから歯周病菌が定着し、歯周病リスクが高まるということです。