食生活の乱れによるリスク

30代以降、忙しさやストレスの影響として食生活が乱れる人は多くなります。

加齢による基礎代謝量(自然と消費するエネルギー量)の低下も手伝って、アラフォー以降は肥満も増加します。

それにともない、血圧、血糖値、コレステロールなどの数値も悪化します。

高血糖の状態は免疫力が低下し、歯周病菌を活気づけます。まして、糖尿病の疑いがあるほど血糖値の数値が悪い人は要注意です。

糖尿病と歯周病には相関関係があり、糖尿病は歯周病を進行させ、歯周病は糖尿病を進行させることがわかっています。

常態的に高血糖の人は、歯科クリニックで歯周病のチェックを欠かさずにしてほしいと思います。

また、糖質過多な食事が増えると、口腔内細菌にエサを与え、プラークができやすい環境ができることで歯周病菌にとっても増殖のチャンスを与えます。

そのほか、咀嚼回数が少ない人や間食が多い人は、唾液による自浄作用が働くチャンスが少なくなります。

その結果、細菌の繁殖を許してプラークの形成が増え、歯周病のリスクも高まります。

※本稿は、『小さな町で評判の歯科医が解説 歯周病になったらどうする?』(アスコム)の一部を再編集したものです。


小さな町で評判の歯科医が解説 歯周病になったらどうする?』(著:亀井孝一朗/アスコム)

「歯周病は、みなさんが思っている以上にとても危険な病気」です。老化や不調、そして病気まで、歯周病が進行することであなたの体にさまざまな害がもたらされる危険性があるのです。だからこそ、ぜひ本書で歯周病の改善、予防を行ってみてください。