「この肖像画の人物は誰?」

A)聖徳太子
B)聖徳太子かは不明

 

【回答・解説】

B)聖徳太子かは不明

「聖徳太子」としてお札にも使われた肖像画。描かれたのは聖徳太子の死から、少なくとも100年以上のちであり、現在のところはこの人物が聖徳太子を描いたものかどうかは定かではない。そのため最近の日本史の教科書には掲載されていない場合も。

※1:「ColBase」(聖徳太子二王子像(模本))を加工して作成

出典:ColBase(※2)
A)源頼朝
B)足利直義

 

【回答・解説】

B)足利直義(ただよし)

1951(昭和26)年、藤原定家の異父兄である藤原隆信の手になる絵画「神護寺三像」が国宝に指定された。その三像のなかの一点が源頼朝像とされ、昔の教科書にはたいていこの絵が掲載されていた。

しかし、この像は足利直義(尊氏の弟)だという説が有力になり、ほとんどの教科書から消えている。代わって来歴のはっきりしている甲斐善光寺の源頼朝木像が掲載されるようになった。

※2:「ColBase」(伝源頼朝像(模本))を加工して作成