日本初のフェムケア専門サロン体験ルポ。デリケートゾーンの黒ずみ・ゆるみ・においなど、気になる悩みの解決に！真の目的は健康な体づくり

アイテムを使い、ケア後の状態を自力で保てる

続いて機械を使って汚れ吸引→LEDライトを当てて、コラーゲンやエラスチンを活性化→RFムーブで骨盤底筋及びデリケートゾーンを引き締める→保湿するため、植物由来の幹細胞などが配合された美容液を導入→冷却することで毛穴を引き締め、導入した美容液を閉じ込めるためのクーリング→ブライトニングクリームによるパックで美白ケア（その間にお腹と脚のマッサージ。子宮と卵巣のツボ押し）→仕上げのマッサージ、という順で施術完了。施術はすべて専用の器具で行われ、痛みはまったくなかった。

知識豊富な小高さんの、「足の裏がガサガサなのは腟が乾燥している証拠」「女性はストレスがデリケートゾーンに出やすく、VゾーンやIゾーンの筋肉が凝ったり、粉瘤ができたりする人もいる」といった興味深い話に聞き入っているうちに羞恥心は吹き飛んでいたけれど、私も該当者である、というオチつきだった。

「ぜひ、ご自分の手で仕上がりを実感してみてください」と促され、恐る恐る触ってみたら、温かくて、ふっくらと柔らかくて、「わぁ～」と思わず感動。それもそのはずで、デリケートゾーンの経皮吸収率は、肌の42倍にもなるという。ほかの部位よりケアの効果を実感しやすいということか。

施術後、再び撮影した写真を見て、さらに驚いた。飛び出ていた小陰唇がちんまりと大陰唇に収まり、色もワントーン明るくなっているではないか！

ただし、放っておくと3日で元に戻ってしまうそう。専用ウォッシュとクリームを購入し、使用法を小高さんから教わった。適切な洗浄をした後、クリームを小陰唇と大陰唇のあいだの粘膜の溝に塗りつつ、優しく筋肉をほぐす→会陰（腟口と肛門のあいだ）、恥骨付近の恥丘、脚のつけ根、お尻と脚の境目、お尻の割れ目にもクリームを塗る。

そのうえで血流を妨げるきついガードルははかない、ムレや黒ずみの原因となる「おりものシート」は使用しないといったことも実践し、数週間後の今もケア後の状態を保っている。

それに、デリケートゾーンがふっくらすると、豊かな気持ちになるというのも大発見。これからは腟という名の「私自身」を大切にしようと決めた。すごい意識改革だ！