さらなる見どころ

さらに、見どころはまだまだまだある。

前頭13枚目・豪ノ山、前頭14枚目・湘南乃海、前頭17枚目・伯桜鵬(落合から改名)の3人の新入幕力士の活躍だ。初日は3人とも勝ち、これからが楽しみだ。

伯桜鵬は宮城野親方(元横綱・白鵬)が育て、幕下付け出しからデビューして3場所目に幕内となった。スピード出世で髪が伸びるのが間に合わず、鬢付け油で固めたオールバックの髪型。左肩を痛めているので肩に派手にテープを巻いているが、テーピングが必要なのかと思うほどの勢いの良い相撲をとる。

落合から「伯桜鵬」と四股名が変わったという記事を見た時、スモ友(相撲を通じた友人)にすぐにメールをした。王鵬と対戦することになったら、「おうほう」「はくおうほう」と、呼出と行司が四股名を読み上げる時にややこしい、と書いた。見どころではなくて、聴きどころにもその時は注目したい。

休場力士だけでなく、十両、幕内とアナウンサーは出場力士の肩や膝などの怪我の報告に忙しい。私は若い頃から雨の降る前は、下痢をしたり、首が痛んだりしている。これはかかりつけの医師が理由を教えてくれた。

不思議なのは、最近、左足の外反母趾が痛い時には湿度が高いということだ。特にこの時期は湿度がひどくて怪我のある力士は辛いと思う。今場所、優勝した力士に表彰状を読み上げる時は、「湿度に耐えてよくぞ優勝しました」と付け加えても良いとすら思う。

※「しろぼしマーサ」誕生のきっかけとなった読者体験手記「初代若乃花に魅せられ相撲ファン歴60年。来世こそ男に生まれ変わって大横綱になりたい」はこちら

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