痩せればいいというものではない

ただし、痩せればいいというものではありません。むしろ、ポッチャリ体型が理想的だというのが持論です。

BMI(肥満の診断基準を示す数値)は、体重÷身長÷身長で割りだします。

たとえば身長170センチ、体重65キロの人であれば、65÷1.70÷1.70=22.5ですので、BMIは22.5ということになります。

肥満度は、
BMI18.5未満→低体重
BMI18.5以上25.0未満→普通体重
BMI25.0以上30.0未満→肥満1度
BMI30.0以上35.0未満→肥満2度
BMI35.0以上40.0未満→肥満3度
BMI40.0以上→肥満4度

また厚生労働省が公表している「食事摂取基準」では、目安とするBMIの範疇を以下のようにしています。

18歳~49歳→BMI18.5~24.9
50歳~64歳→BMI20.0~24.9
65歳以上→BMI21.5~24.9
※一般社団法人日本肥満学会「肥満度診察ガイドライン2016」

BMI(肥満の診断基準を示す数値)は、体重÷身長÷身長で割りだします(写真提供:Photo AC)

普通体重、つまり理想的なBMI値は22とされていますが、実際には多くの調査や研究の結果からBMI値が25を超えた人のほうが長生きであるという結果が出ています。

身長170センチの人であれば体重72キロ~86キロくらいの人がいちばん長生きできるということです。